函館日記

函館暮らしの日記

明治(製菓)が経営縮小していく件

それにつけても、カールが地域限定商品になるそうですね。 京都府滋賀県奈良県和歌山県の以西にしか出荷しなくなるようです。四国の工場で製造してまかなえる範囲でのみ卸すようですね。

サイコロキャラメルが北海道限定商品になったのと同じだと思います。 あの有名商品だったサイコロキャラメルも、売れ行きが減って、函館(千代台町)にある系列会社(道南食品)が製造していることから、北海道限定商品に規模縮小しました。

キャラメルは特に市場自体が小さいなかで、グリコと森永が強いので、明治はなおさら売れなくなったのだと思います。

そしてついに、コーンスナックにも流れが来たわけですよね。 コーンスナックでも、明治にはシェアなんてあまりなく、ジャパンフリトレーとか湖池屋とか(うまい棒の)リスカとかが強い。しかもこれらは関東圏の企業。 人口はいわゆる首都圏が圧倒的でも、カールに勝ち目ないんでしょうね。


そもそも経済退潮、底なしの不況のなかで、消費税率まで上げられたので、値上げするか原価下げるかして粗利を出さないといけない。ところが、定番商品は値上げをしづらいし、シェア後位だと値上げをしたら売れなくなるでしょう。カールが無くたって、代わりなんてありますから。

定番商品そのものでなければ、近年(とりわけアベ政権になって)、粉振って味変えたりだの、なんか改造しただけで物凄い高価な商品を売るようになりましたよね。もとは山芳やプリングルスうまい棒なんかの得意技だった、粉で味を変えるってのを、平然と大手メーカーがまたぞろやるようになりました。そして、粉振っただけで高価になる。

カルビーなんか、ポテトチップスの原材料を変えてパリパリからパサパサにしてでも原価を下げました。「ポテトクリスプ」だとかいうチップスタープリングルスの類似商品である、ポテトフレークの成形加工品を、ポテトチップスブランドで売り出しましたし、これも原価に比して物凄く高価。

まるで詐欺です。


明治乳業明治製菓が統合した時に既に、経営縮小戦略だったのだと思うのですよね。

ライバル企業は、買収、再編で、原材料の異なるスナック菓子に乗り出して相乗りをしていくようになりました。 それに、コンビニで108円で売られているようなワンプライスのPBに供給するようにして、定価売りなので粗利が確保されるんでしょうね。コンビニPBは価格が先に決まっているので、量で調節して、単価自体はむしろ高いので粗利は多いです。

他方の明治は、そういう経営戦略を、おそらくはわざと、採らなかったわけですね。

しかし、スーパーマーケットとかドラッグストアとかで売られる通常版の方が値下げ売りされるし、それを定価売りしても売れないので、全体として販売総数がつらくなってきます、売れないからといっても卸価格をさらに値下げしては出せないからもはや打つ手なしです。

きっともう、明治(製菓)は、チョコレートでしかライバルに勝てないんだと思います。チョコレートは、明治かロッテかですから。それも、板チョコレートだと売価が低いので、「アポロ」とか「きのこの山」「たけのこの里」みたいな高額商品の方がきっと、割がよいでしょうね。 それでも、「きのこの山」みたいなビスケットだとまだよいんですが、コーングリッツとの組合せ商品だと、リスカでもギンビスでも造っているので、勝てない。 いやそれどころか、チョコビスケットでも、ブルボンや、正栄デリシィとかにすら、負けることもありえます。

例えば、グリコもジャイアントカプリコとか造っていますけれど、最近はコーンの無いチョコだけの商品なんかをむしろ高価格で売り出していて、ドン引き(苦笑)です。それって、アポロの類似商品なんじゃない?  そんな風に、既存品そのものでは高く売れないので、奇を衒うものが多発しています。

このように、物凄い不景気と消費税上げのなかで、低価格が求められる菓子市場が際立って殺伐としています。 日本社会、いよいよ詰んだというか、底なし地獄って感じです。