函館日記

函館暮らしの日記

函館市の水道事情

函館の水道の歴史

いわゆる近代水道の整備は、横浜市より少し遅いくらいで、歴史はとても長いです。

日米和親条約」による開港二都市の一つ(ちなみにもう一つは伊豆下田)で、寄港する船舶に飲料水を補給せねばならない事情があったわけですが、 函館港の近隣は、砂州であることや、函館山は死火山で水源にならない地質であることから、飲用水が不足していました(井戸掘ると赤茶けた温泉が出てきますし……)。

船舶も人口も増えてくると、飲用水不足は致命的です。

そのため、内陸から導水管を引いてサイフォンの原理で飲用水を取り寄せるようになりました。 その設備が今でも現役で残っていて、「元町配水場」です。

函館市の水道事業

水道水の質は、さすがに横浜市には勝てませんが、比較的高い方でしょう。

上水道料金は寒冷地としては廉価です(寒冷地における水道維持管理は苛酷です)。 そのため、全国的に見ても比較的廉価な方だと思います。

市街には下水道も整備されていますが、下水道は他の都市と同様に(下水道は便利で衛生的ですが、コストが膨大なので)、上水道に比べて高額です。 上下水道をあわせてみると、水道料金はわりと一般的だという印象があります。

月あたり10立方メートルまでは追加料金無しなので、3〜4人以上の世帯でなければ、基本料金の範囲内に収まるのではないかと思います。ちなみに検針は2か月に一度です。

公園等での水道事情

公園等の屋外にはトイレや水飲み場もありますが、冬季における水道管凍結を避けるための対処が必要です。

水飲み場はほぼ全て、水抜きされて使用禁止になります。

トイレは、流す時にだけ水が通るような設備になっていて、水が流れるまで数秒かかります。冬季だけではなく、年中に亘りそうです。(函館だけではなく寒冷地では一般的なのではないかと思います。) そうした設備のないトイレに関しては、ヒーターで温めているか、冬季閉鎖です。

函館に住む際の留意点

戸建などでは、氷点下になるようなところにある水道管も自己管理をせねばなりません。 もしも水道管が凍結し破損すると、修理代金は高額です。 しかも、修理の際の業者に関してアテが無いと、ボラれる危険性もあります。(ちなみに、市に訊けば業者を教えてくれます。)

このように、寒冷&豪雪地帯ですから、冬季の管理コストは思わぬ高額になることがあります。その備えが必要です。

それに対して集合住宅など専有部分が屋内で暖かい家ならば、こうした懸念はありません。 雪かきをしなくて済むというメリットがあることも含めて考えて、管理費がかかっても、管理人のついた集合住宅に住む方がよいと私は思います。

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